EP9・愛猫ミクルの体調が悪くなった為急遽動物病院へ

猫のきろく

 9月20日の診療後、ミクルの状態が良くなる事はなく1日1日が過ぎる毎に食欲の低下・体調の悪化が目に見えて分かるように進んできた為、9月23日に急遽動物病院へ伺いました。

9月20日夜~9月22日のミクルの体調について

 9月20日から9月22日に掛けて、ミクルの体調は以下の通りでした。

(9月20日夜~9月22日)
・食欲 日に日に食欲が著しく低下、22日は食べず。
・体調 より悪化の傾向。動く場所も限られていく。
・排泄 20日の夜にコロッとしたウンチをした後おしっこのみ。
・体重 4.10kg(この期間中は計測無し)

  9月20日の夜、病院からの帰宅後ご飯はささみ15g・ちゅ~るごはん1本のみでした。本当に美味しいものしか口にしないような状況です。9月21日はウェットフード1袋強とちゅ~るごはん3本、カリカリを20粒程度と、維持する為のカロリーと栄養がとても足りない状況が続きました。9月22日はウェットフードを少しとちゅ~るごはん1本と半分と殆ど食べなくなっていきました。大好きなささみでさえ、とうとう食べなくなっていきました。

 体調についても、悪化の一途で行動場所が限られてきました。極力動かずに体力を温存しているように見受けられます。隠れるように、センターテーブル下に潜ったりもしている状態です。だんだん力も入らなくなってきており、特に後ろ足の稼働領域も狭まっているようで、引きずるように座り込むようになりました。座ったとしても、どちらかに傾いて座っている状況です。相当つらいようで直ぐに寝そべります。

 排泄については、9月20日の病院からの帰宅後、ころっとしたうんちが1個出ただけで、9月22日まではおしっこしかしない状況となりました。その上トイレが上手く出来なくなる事が多くなりました。上手く出来なくなったのは抗がん剤治療開始前の8月15日以来です。

   

アび
アび

このままの状態では…と思い、次の日に動物病院へ行く事にしました

9月23日に動物病院へ

 担当の先生がお休みだったので、9月6日と同じ代わりの先生に診察していただきました。食欲の著しい低下に伴い衰弱が顕著になりつつあったので、栄養剤を含めた点滴及び次の抗がん剤治療に向け、現状のミクルの状態を考慮した療法をご教示頂く為です。

食欲など体調ついて

 食欲など体調に対する見解は以下の通りでした。

・肝臓系の数値が相当悪化しているので疾患による食欲低下の可能性
・腫瘍が再燃している影響の可能性
・腫瘍や栄養不足による体重減少・筋力低下


 正直、原因の特定は難しいように見受けられました。食欲の増進についてご相談したところ、基本的にはステロイド剤であるプレドニゾロンによって(食欲増進を)期待しているという話でした。他に方法は無いか聞いたところ併用可能な食欲増進剤の処方、また強制給餌を推奨されました。食べない猫に対して強制的に食べさせるっていうのは必要との事でした。肝臓の値が悪いけど、食べさせる方を優先した方が良いその時には負担になるかもしれないけどストレスと栄養で天秤にかけた場合は間違いなく栄養を優先した方が、QOL的にも結果的にはその方が良いとの事でした。

 食欲不振による栄養不足や、やはり腫瘍が栄養を奪う事で筋肉の減少や脂肪の吸収もされてしまう事で、やせ細っていくので、食べさせる事が大事だと、それによって少しでも遅らせる事が大事だと、なるべく高たんぱく高栄養なものをあげる事が大事だと言われました。

絶食状態が続くと肝臓に脂肪が増え機能障害が始まる為、無理にでも与えた方が良いとの事です

 

FIPの抗原検査の結果について

 9月20日の診療時、FIP(猫伝染性腹膜炎)の可能性があるかもしれないとの事で抗原検査を実施して頂きましたが陰性の結果でした。

アび
アび

陰性で良かったのですが、それはそれで原因は何なんだろうという思いでした

抗がん剤治療の見込み及び見直しについて

 先週、思うところがあり聞けなかった事を聞いてみました。何故、完全緩解に近い状態だったものが短期間でこれだけ再燃したかを。毎週抗がん剤治療をしなければならないところを(ミクルの体調不良により)1週間空いたから再燃したのか、ノースカロライナ自体のプロトコールが効かなかったのか見解を伺いましたが、正直分からないとの事でした。4週目で投与したメトトレキサートがそもそも抗がん剤としては弱い方なので効果が無かった上、間が空いたからなのかの可能性はあるけど分からないとの回答でした。

 ノースカロライナのプロトコールはもう効果が無いとの話でしたが、僅か3~4週間の期間の治療だけで分かる話なのかも伺いましたが、2、3回で抗がん剤の効果が無くなったりとかプロトコールを変えるとかってありますし、どのタイミングで効果が無くなってくるかは個体差があるとの回答でした。

 その答えに更なる疑問が生まれた私はこう切り出しました。1週間空いた事によって再燃しているっていう事であれば、現状のノースカロライナプロトコールでは緩解状態に持っていけるかどうか見込みがないからレスキュープロトコールに移行するという話があったので、そうなるともうあまり見込みがないのかなって思えてしまうと。先週、担当の先生から「厳しい」っていう話があったので、見込みがないって意味で厳しいとおっしゃったのか、そうであればこのあと抗がん剤の治療を続けても効果が無いっていう事であれば、ミクル自身が楽になる方向の治療に移行する事も考えて欲しいと。可能性があるのであれば抗がん剤治療を進めてもらいたいし、もう無理だという事であれば、延命よりもQOLを重視した治療に移行してもらいたいと。少しでもミクルが楽になる方向で考えてもらいたい、見込みがないのであれば治療の内容を変更して頂く事も考えてもらいたいと。答えはこうでした。

 QOL的には抗がん剤と続ける方がまだ良くなるのではないかという見解でした。

まとめ

今回の診療について

・食欲が著しく減退をしている為点滴による栄養剤投与
・栄養を取る為の強制給餌の推奨
・FIP(猫伝染性腹膜炎)は陰性
・抗がん剤治療の検証は定かでないがQOL的には継続推奨


 という事で、食欲が全くないミクルに栄養剤を点滴投与して頂き、本日は対処療法のみで終了しました。日に日に弱っていくミクルをに対し、少しの可能性でも諦めずに、希望を捨てず闘病していき、次の抗がん剤治療に向け、体調が持ち上がるようミクルと共に前を向いて突き進んでいこうと思います。

ミクル
ミクル

引き続き応援よろしくニャン!

処方箋

・リフレックス錠 ※食欲増進剤
  1日1回1/8錠ずつ4日分

診療費用

 ・5,658円(税込)

タイトルとURLをコピーしました